2014年08月01日

こっそり話す。【ウルトラリップス0】の舞台裏。


さてさて。前回がちょっと真面目な感じの日記になってしまったので、今回はヤマダ節っぽく【ウルトラリップス0】の舞台裏エピソードを書いてみまーす。

稽古期間中には書けなかった裏話。
エピソードごとに書いていきたいと思いまーす。
ではでは、はじまりはじまりー。



その1・セリフが間違えられない。

公演を観てくださった方々はすでにご承知の通り、過去の大宮刑事は一回見たものは忘れないという【瞬間記憶能力】を持っています。

大宮刑事は瞬間記憶能力の持ち主
  ↓
物事を忘れることがない
  ↓
ヤマダはセリフを間違えられない。

という図式が成り立ってしまうワケです。
間違えるだけじゃなく、思い出すだけでもダメ。
「えーと…(次のセリフ何だっけ)」アウトー!
その時点で、記憶力抜群の敏腕刑事・大宮渡からセリフが覚えられなかったダメ役者・ヤマダになってしまいます。
これはかなりのプレッシャー。そして全編通して登場する役どころから、セリフの量もかなりのボリューム。
決してセリフ覚えが良いワケではない俺。今回ばかりはいつも以上に気合いを入れてセリフを覚えました。
当然のことではありますが、セリフ覚えって自分のセリフだけ覚えても使い物にならないんですよ。
相手のセリフから自分のセリフが出てくるキッカケ・感情をイメージした上で、脳で考えることなく言葉が出てこないとダメ。
結局、自分のセリフだけじゃなく、台本上の8割くらいのセリフを覚えたような気がします。
人間ってやれば出来るんだ。これを学生時代に活用していれば…と思いましたが後の祭り。
大宮刑事ほどではありませんが、記憶力への自信がつきました。
長編作品へのオファーをお待ちしています。


その2・暑い。もうすごく暑い。

梅雨明け前ではありましたが、7月の真っ最中の公演。暑かったですよね。
劇場内ではエアコンフル稼働でしたが、それでも「暑い!」と感じたお客さん達も多かったと思います。
客席も暑かったですが、舞台上も暑かったです。
エアコンの冷気は舞台上まで届かないし。照明当たるし。衣装はスーツだし。
物語の設定では、現在のシーンこそ夏でしたが、過去のシーンは真冬。
俺はそれほど汗っかきな方ではないのですが、それでもおよそ真冬にはかかないであろう量の汗をかきながら演じました。
公演終わった後のシャツとかビッシャビシャだったし。毎回家持って帰って洗濯してました。
対して、相方の七浦兄を演じたタケル君は、自他ともに認める優れた代謝の持ち主。
七浦兄、物語の序盤から汗腺全開。物語中盤に座ったソファーから立ち上がった後、背もたれにはしっかりと背中の跡が残っていました。1リットルくらい汗出たんじゃないか?というほどの量。
それでも、劇場改装時には色々と暑さ対策を施したんですよ。断熱材を壁・天井まで導入して、屋根には断熱ペンキも塗ったし、エアコンも業務用の強力なヤツを設置したし。
実はエアコン、予算の都合上で設置できるかどうか微妙なラインだったんですよ。
改装計画を立てた時は3月だったし、なくてもいけるんじゃね?と話していた時期もありました。
結果的に、無理しても導入して正解だったと思います。と言うか無かったらどうなってたコトか。
余談ですが、役者が待機する楽屋のエアコンは導入を断念しました。楽屋激アツ。来年夏までには楽屋にもエアコン導入したいなーと思っています。


その3・公演始まったら楽屋には戻れない。

俺の演じた大宮刑事、現在・過去を通じて登場する役どころから、公演が始まったら楽屋には戻って来れないんです。
一応、序盤のムービーが流れている間だけ舞台上から離れますが、ムービーの再生時間も1分ちょっとくらいなので、袖幕裏で小道具入れ替えして水分補給するだけで精一杯。
特に小道具が結構大変。このムービー時に持って行き忘れると、もう取りに行くチャンスはありません。
(最初の登場時には、万一ポケットから見えてしまうとネタバレしてしまう物もあるので、入れ替えているのです)
あと何気に持つ小道具の数も多い。10種類以上はあったはず。全部ポケットに入れるともうパンパン。
取り出す時にも手間取らないように、それぞれ用途別に衣装のポケットへ。
スーツはポケットが沢山あって助かりました。胸裏ポケットからお尻のポケットまでフル活用。
自分でも稽古しながら、ポケットから色々出てきて、魔法のポッケみたいだなーとか思ってました。
小道具、地味ながら結構色々と工夫してるんですよ。
胸ポケットに入れてたメモ用紙も取り出しやすく、開きやすいような形で折り目をつけてたり。
麦チョコも開封する時に盛大に飛び散らないように切れ目を入れてたり。
コーラの缶は暗転時に机に置く時、音がしないように底に緩衝剤を仕込んでたり。


その4・レンタルから自己所有へ。

上で話した小道具の話とやや被るのですが、今回は自前でかなりの衣装・小道具を揃えました!
前回・前々回の【ウルトラリップスシリーズ】から、大宮刑事のスーツは変わってるんです。
実は今までの大宮刑事のスーツ、借り物でした。(靴・ワイシャツ・ネクタイだけ自前でした)
毎回お借りするのも忍びないし、いつか破損してしまうかも知れない。
シリーズ物だし、この際新しいの買っちゃおう!と一念発起。
若かりし頃は敏腕刑事だったし、カッコいいのがいいなーとちょっとお高めのスーツを購入。

…良いスーツ買っちゃうと、他の物が物足りなく見えてくるものですね。
気が付いたら勢いで革靴・ベルト・インナーまで一式買い揃えてしまいました。
さらに勢いは止まらず、物語中でワンシーンだけ使用する【ボールペン】まで購入。
(観た方は覚えているかと思いますが、取り調べ中に穂刈が大宮の眼前に突き立てるアレです)
印象的な使われ方をするから1本100円とかの安物じゃなく、ちょっと高級なボールペン買おう!と思って文房具店に行ったのですが。

あのボールペン、1本で3,000円です。自腹で購入。

ボールペンって言ってもピンキリなんですね。正直高くても千円くらいで買えるだろとか思ってました。
良いボールペンって、ショーケースに陳列されてるんですね。値段も2万円のとかありました。
流石に2万円は手が出ませんでしたが。このボールペン、大事に使おうと思います。



こんなコトがあったりしながら、大宮刑事と向き合っていたヤマダです。思い返したら色々あったなぁ。
ちょっと物語のイメージが崩れちゃうかもなエピソードもあったりするのですが、それはまた今度書いてみようと思いまーす!

posted by やまだ@頑張るっす at 00:22| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。