2013年06月24日

みっくすじゅ〜す倶楽部『Crimers Hi↑』を観てきました!


6月23日・日曜日の日記。


久々の夜の稽古まで時間が出来たオフ。
なので久々の観劇へ。

様々な所でハンニャーズ公演のチラシも挟んでもらってるので、お礼も兼ねて観劇に行きたいと思ってはいるのですが、稽古期間中はなかなか足を運べず、申し訳ありません。
同じく日程が重なっていた、ハムプロさんとどちらにしようか迷ったのですが、この日はみっくすじゅ〜す倶楽部さんの『Crimers Hi↑』を観劇に。
俺的注目の役者さん、チヒロBLUESも出演しているお芝居。チヒロ君から直接メッセージ貰ったので行くしかないでしょ!といざent.へ。

んで。観終わった感想を。
えーと、まず今回の感想は結構キビしいコトを書いちゃいます。
これは決して悪意があるとか貶めたいとかっていう気持ちがあるワケじゃなく、社交辞令とかしがらみとか関係なく素直に思ったことです。
なので気を悪くしないでもらえると嬉しいです。気を悪くされましたらお申し付けください。お詫びいたします。

では感想を。

うーーーーん、キツかった!

正直。かなり。
多分アンケートでも書いていた人も居るんじゃないかなーと思いますが、これでチケット代前売1,500円はキツイ。
明らかにコストに対して内容が伴っていません。ほぼ全てが。
俺自身、あまりチケット代の値段については拘りを持たない方ですが、それでもそう思っちゃいました。
まして先に公演した劇剣詩舞さん・ハムプロさんも同じ1,500円。両団体のクオリティと比較すると、さすがに消化不良な感は否めません。


とりあえず、個々の役者に対して。

手、抜いたでしょ?

「そんなことありません」とは言わないでもらいたいです。
俺も下手クソながら同じ役者やってるので、それくらいはわかる。
少なくとも、「今までに一番頑張った!」とは言えないはず。

藤井君。滑舌悪すぎ。単語が耳に入ってきません。
山本さん。動きの端々に明らかな躊躇が見えます。とくに誰かに触るところ。
井上さん。演技を型にはめ過ぎ。常時段取りを追っているように見えました。
花野さん。舞台上のキャラが何考えてるのか全く分かりません。「無感情」という感情すら伝わらない。
石井さん。舞台上で見せた演技はスタートラインに立っただけのレベルです。そこから。
チヒロBLUES。『お勝手の姫』の演技の方が何倍も良かった。
高橋君。言いたいコト色々あるけど、舞台に立つのなら他の人の100倍考えてから稽古してください。まずはそれから。

ほぼ全員。演技の方向が自分にしか向いていません。
相手のセリフを全く受け止めず、自分の演技のキッカケだけにしか見えません。
「各々の面白パフォーマンスを持ち寄った」に留まっています。各々が持ち寄った素材だけ。
藤井君やチヒロBLUESが面白いことやってるようにしか見えません。物語上のキャラとしての面白さを見せて欲しい。騙して欲しい。
そのパフォーマンスにしても、自分が「こう見せたい!」と思ったイメージと「観客が観るイメージ」とはかなりギャップがあります。
自分の演技、ビデオ撮りか何かして自分自身で確認しましたか?確認してみようと思いませんでしたか?そう思わなかったのは何故?

自分の演技に自信があって、確認する必要性を感じなかったのなら自惚れを反省したほうがイイです。
自分の演技が恥ずかしくて(自信が無さ過ぎて)見ることができなかったのなら、もっと反省してください。
恥ずかしい演技を観せられた観客に対してはどう思いますか?それこそ役者として最も恥じるべき。

別に「プロ顔負けのような発声・滑舌・動き・演技力を発揮して上手くやれ」と言ってるわけじゃないです。下手だって良い。
ただ、「少なくても自分自身の考え・工夫・努力・ベストを尽くした、恥ずかしいと思わない演技」を見せて欲しい。
「自分はこう見せたい(演技したい)!見た人にはどう映る?」というのを何度も何度も、何度も確認しながら積み重ねるのが稽古。
その集大成を恥ずかしくないように(麻痺させるではない)見せるのが本番。それが出来て初めて及代点。
唯一、チヒロBLUESだけは「自分と観客」とのギャップが少なかったと思う。彼のみ自分自身が人からどう見えるかを自分なりに考えていました。
それでも「周りとのコンビネーション」と言う意味では前回の方が各段に良かった。


役者の物足りなさについては、理由があったようにも思われました。
それは「演出が優し過ぎる」ってコト。
演出の本間さん、ちょっとだけお会いしたことがありますが、その時のイメージ通り、おそらくすごく優しい方なんだろうなー、と思いました。
「優しい」ってのも皆を取りまとめてひとつの作品を作り上げていくにはとても大事な要素だとは思いますが、それと相反するように「厳しさ」も必要と思います。
今回のお話『Crimers Hi↑』は、本間さん自身が脚本・演出を手掛けたことから、作品に対する思い入れは人一倍強かったはず。
もっと役者に対して自分のイメージをワガママで傍若無人に言って良いと思うんですよ。演出なんだから。

上に書いた通り「素材」を持ち寄っただけの役者を、どのように調理して配置していくのかを考えるのが演出。
ほとんどの役者は舞台に立っている時は、自分視点でしか物事が見えなくなりがち。だから演技のベクトルが自分自身に向きがち。
それを「キミ何したいのか分からないんだけど、どう考えてるの?」とか「貴方がどうしたいのかは分かったけど、客席にはその通りには伝わってないよ。だから○○して」って言ってあげて軌道修正するのが演出。
個々の役者はそんな演出の言葉を聞いて、自分なりに「こう言われたけど、それするためにはどうしたら(どう考えたら)良いんだろう?」と、あーでもない・こーでもないと考えて次回の稽古に持ち寄る。
で、また演出からダメ出しされてまた必死こいて考える。(上にも書いたけど)この積み重ねが稽古だと思うのです。
正直、この積み重ねをする一歩手前を見せられた感が強かったです。「スタートラインに立っただけ」と書いたのはそういった意味。

役者としては演出から何も言われないと「コレでイイのかな?」って安心しちゃう時もあると思います。それは妥協につながりがち。
妥協しまくった作品は、ワンポイントな所(例えばジョジョ立ちしてる所とか)が面白かった。に留まってしまうと思います。
演出って、稽古期間中は嫌われてナンボ。「チキショー無理難題ばっか言いやがってえええ!」って思われて上等。
んで、公演終わった後に「演出ありがとおおおお!!」って言ってもらえれば良いんです。
メンバー全体で、そこらへんの意識が薄かった感じがしたので、「手、抜いたでしょ?」と思ってしまいました。

12月に次回公演を予定しているようですが、次回公演を今回のレベルで上演したら、明らかにヤバイと思います。
劇団崩壊するか、客席が知ってる面子だけになるかの瀬戸際。
次回公演は背水の陣で臨むべきだと思います。今回の倍以上稽古して、5倍以上考えた方が良いです。
(と言うか、地方のアマチュア劇団が公演するには毎回背水の陣で臨むくらいで丁度良いと思う)
次回公演、どこまで伸びるかを期待しています。


以上、厳しい書き方になっちゃったけど、ホントに正直な感想です。
こういった本音書いちゃうと、劇団間の関係がギクシャクするんじゃないかとか、
俺個人・ひいては劇団全体が叩かれちゃうんじゃないかと考えなくもありませんが、そんなコト関係なく書いておきたかった。
少なからず「演劇が好き」で集まって公演するんだから、お互い少しでも良い公演を見せるべく頑張って欲しいから。

ココまで言い切っちゃったら、俺自身も公演後に何言われても受けとめる覚悟が必要ですね。
勿論、その覚悟を持って日々稽古しているつもりです。
まだまだ完成には遠いですが、本番直前まで少しでも良い作品となるよう日々考え、稽古しています。
観終わってから、ヤマダ個人にどのような批判を受けても構いません。ご来場、お待ちしています!

そんなヤマダの出演する【ウルトラリップスU】公演初日まで残り1ヵ月を切りました!
チケットも常時ご予約受付中!ご予約はこちらのメールフォームから!

【ウルトラリップスU・チケット予約フォーム】

posted by やまだ@頑張るっす at 13:08| 新潟 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月28日

剣舞道 峰精館 『劇剣詩舞〜新撰組・一人静〜』 西川多目的ホール・無料公演を観てきました!


5月26日(日曜日)の日記。


朝起きたら前日そんなに飲んでないはずなのに、なぜか結構な二日酔い。
缶ビール2本開けた勢いで飲んだ梅酒が効いたのか?
昨日フラフラしながらお昼前に起床。ダルダルな午前中。

午後からはダルっとしてはいられません。
今日は剣舞道・峰精館さんの『劇剣詩舞〜新撰組・一人静〜』の中盤までの先行上演。

場所は旧西川町(新潟市西蒲区)にある西川多目的ホール。
自宅から15分ほどの近くではありますが、初めて足を踏み入れました。

ホールの中入ってビックリ。すんごく良い設備!
舞台広い!天井高い!客席多い!しかもゆったり!
こんな近くにこんな良い所があるなんて!
駐車場も無料だし、ココで定期的に公演するのもアリなんじゃね?と思いました。


さて、そんな素晴らしいホールで「一人静」を観劇。
実は俺、劇剣詩舞さんの公演を観るのは初めてでした。剣舞観るのも初めて。
自劇団の公演等に被って、なかなか機会がなかったのです。

「剣舞」って言うから、どちらかというと演技よりも動き中心の舞台なのかなーと思ってたら、ほぼ演劇的に観ることが出来ました。
そんな中にも様々なエッセンスが散りばめられていて、とても面白かったです。
場所が違ったこともあり、いつもの「演劇観るぞー」という身構え・心構えを一旦リセットして、とても新鮮な感覚で観劇しました。
客席で観劇していたお客さん達も「初めて観に来た」って人達も多かったみたいですね。
途中で突然バタバタと入退場したり、ムービーのト書きを音読したりしていたオバサマ方にややビビりつつも、そこはご愛敬。
観終わった人達からも(特に高校生の子達から)「面白かったですねー!」という声が聞こえてきました。

さてさて、また例によってヤマダ個人の感想を綴っていきたいと思いますが、あくまで他意のない1観客の感想を述べさせていただきますね。
それと、来月に全編公演を控えているので、あんまり話の内容書くと勿体ないですよね。
ネタバレしない程度に、役者の方々を中心に少しだけ。


まずは観終わってから、一番強く感じたコト。

キラ星のように『光っている』役者さん達がすごく大勢居た公演でした。

まず神田笑美子さん。とても素晴らしかったです。
おそらく当日客席で観ていた方々のほとんどがそう思ったでしょう。
あんまり書き過ぎるとマジでネタバレなんで書けないのがもどかしいですが、
葛藤による心の動きと、体の動きが一体化していたと思います。
最後のシーンがそれらを象徴していたというか、集大成でしたね。

高田真衣さんも素晴らしかったです。
峰精館の准師範ということで、日々の鍛練の賜物とは思いますが、構えの綺麗さが一線を画していました。
特に止まっている所。「置いている」んじゃなく「止まっている動きをしている」。
止まっているけど、一瞬でも気を抜いたら今にも斬られそう。とても鋭く・綺麗でした。
演技についても、ふとした所での所作や視線の外し方が、大きな動きをせずとも良く伝わってきました。

島村哲平さんは、良い意味で「いつもと違う」一面を見せていたと思いました。
今までのイメージとは対極に位置するような演技。ギャップ的な意味もあってとても印象的。
正直、こっち方面の方が伸びるんじゃなかろうか、と思ったほど。
フィジカル的な演技だけではなく、メンタル的な演技を観ることができました。
勿論それだけじゃなく、いつものエネルギッシュな面も観ることが出来たので、そちらもひと安心。

内藤陽介君は毎回期待を裏切らない出来ですね。
(ホモ的な意味ではなく)とても好きな役者さんです。
何より舞台上での自由さが半端ない。100パー良い意味で自由奔放です。
舞台上に立つことを苦にしていないと言うか、心から楽しんでる感じが伝わってきます。
よくよく考えれば当然なんですけどね。好きで芝居やってるんだから。
けど「失敗してはいけない」という義務感が強くなりすぎると、「楽しむ」ことが疎かになって「苦行を続けている」に変化してしまうパラドックスに陥ることがあります。
彼の場合は「楽しむ」という初心を忘れずに、とても大事にしています。
なのでとても好きな役者さんです。年下だけどリスペクト。いやホモ的な意味じゃなく。

そして最後に初野灯毅くん!とても良かった!いやホント!
何と言うか、当たりキャラですね。まるで普段の彼を観ているかのような感じでした。褒め言葉ですよ。
【自分の当たりキャラ】を見つけて確立するのって、すごく大きな武器になると思います。
『演じている(演じさせられている)』感を客席に見せないようにするのは、役柄が舞台上で『生きてくる』と思うんです。
正直、以前観た時とは別格に見えました。成長著しいですね。良い役と巡り会ったと思います。
ひとえに高田君・内藤君のおかげだと思います。感謝しましょう(笑)


演出面も随所に光る所がありました。
場転時、映写を舞台の高い所に当てるのはシンプルながら良いアイディアだと思いました。
広いホールでポッカリと空いた、パネル上の空間が無駄にならないし、何より客席の視線が上に向くので場転の移動が気にならない。
適度な音響とともに、ストレスを感じずに物語に身を委ねることができたのは好印象。
殺陣の場面での効果音も程よく効いていて良かったと思います。効かせ過ぎると音に動かされちゃう感が出てきてしまうので、良いさじ加減だったと思います。
それとエンディングのムービー。これも良いアイディアですねー。
「なるほど!こう来たか!」と思いました。映像と剣舞のベストコラボでした。
やっぱりムービーのクオリティが手を抜かずにしっかりしていると、全体が引き締まりますね。
このムービーも6月公演でも勿論観ることが出来るはず。乞うご期待!


そんな演出の数々や個々の役者については、キラキラと光っている所が多々あったのですが、反面、全体的に観るとキャラやシーン毎にややバラつきがあったようにも思いました。
特に隊士達が大勢登場する所とかでしょうか。
「人数揃わなくて練習時間がまだ短かったのかな?」と感じてしまう所でもありました。
何と言うか「鬼気迫る感じ」を演出するような表現を「置いている」感があったように思います。
この辺りは、練習次第でいくらでもカバーできるはず。6月公演では洗練されていることでしょう。

良い演出・良い役者ながら、まだまだ可能性を感じさせられた舞台でした。
全然コレがマックスじゃなく、もっともっと良くなりそう。それだけの面子が揃っていると思いますし。
中盤までの先行上演ということもあり、これが完全燃焼だと思っている人は居ないと思います。
「完全燃焼したらどうなるんだろう?」という期待を込めた来月の(文字通りの)完全版が楽しみですね。


毎回書いてることですが、良いお芝居を観ると自分自身のテンションも上がってきますね。
まだまだ試行錯誤中ですが、負けずにウチらも頑張ろう!
…あと、芝居観た後にココ最近しみじみと思うこと。
posted by やまだ@頑張るっす at 12:00| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月15日

Y2工房【鉄腕マルス】を観てきました!

『ウルトラリップス』の公演が終わったら、すっかり更新が途絶えてしまい申し訳ありません。
公演終わってひと息ついたと同時に年度末・新年度の仕事ラッシュでなかなか更新できませんでした。

一応、時間を作って観劇に行ったり、ヒビノケイコWSに参加してたりはしているので、日記に書きたいことは沢山あるんすよ。
忙しさにかまけて書きそびれてました。
ちょっと落ち着いてきたので、またバリバリ更新再開する所存でっす!



さて、ちょっと前に遡って4月6日・土曜日。この日はとても暖かな日でした。
春の陽気にウキウキしつつエントへ。
この日はY2工房さんの【鉄腕マルス】を観に行きましたー。


何度か日記にも書いていますが、最近の新潟演劇、にわかに活気づいていると思います。
ひと昔前は4月に公演するなんて、滅多になかったです。
それが今月の観劇スケジュールを組むだけでも大変なほどの公演ラッシュ。嬉しい四苦八苦。
そんな新年度トップバッターの【鉄腕マルス】
期待をこめていざ観劇ー。

※いつもながらいち観客としての意見を述べさせていただいています。
「こんな意見もあるんだー」くらいに受け取っていただければ幸いです。


えーと、ちょっとお話が長過ぎたかなぁ。
個人的に蛇足と思えるエピソードが多かったように感じました。

特に映像でのバトルシーン。ココがクライマックスなのか?と期待してたらワリとあっさり終わって次のシーンが始まってやや拍子抜け。
舞台上では表現できない、エフェクト等を活用した映像を!という意図は伝わってきたのですが、ただ戦って終わり、だけでは勿体ない。
やるならラスボス的な、強大な敵と戦うくらい重みのあるシーンにして欲しかったなー、と思いました。

ダブルキャスト・映像・アクションシーン・ダンス等、盛り沢山な内容だったのですが、そのどれもが『良い。』止まりで、飛びぬけて『スゲー良い!』って所が見受けられなかった感じです。
形良く上手くまとまり過ぎてる、と言うか。全体的に丸みを帯びていてトンガっている所があまり無いという印象。

個人的にはアクションシーンとかが顕著だったように思いました。
しっかりと練習した形にキマっていたのですが、それ故にアクション時の息遣い・緊迫感が伝わりにくい。長岡のASKさんとは対照的な印象を受けました。

敢えてアクションシーンでのBGM・効果音を派手目に使うのもアリじゃないかなー、とも思いました。
ASKさんの殺陣の場合はスピーディで緊迫感が伝わってくる作りになっているので効果音入れなくても大丈夫かなー、と思うのですが、
Y2さんのような【止め・跳ね・払い】がハッキリしているアクションであれば、BGM・効果音が良いアクセントになったように思います。


個々の役者さんは、良く頑張っていたと思いました。
上から目線的になってしまって申し訳ないのですが、技術的にはまだまだ伸びしろがある所は多々あるので、そこを伸ばすために必須となる『やる気・楽しむ気持ち』が伝わってきたのはとても好印象。

そういった意味で一番印象的だったのは樋口祐二君。
彼自身がパーソナルな部分として持っている『にこやかさ』を上手く活かしつつ、キャラクターとしての【心】が何となく伝わってきてこちらの心も温まります。
普通、一生懸命で汗だくなロボットとかイメージと違っているはずなのに、何故か身近に感じてしまう不思議。

演技面では、池浦君・長谷川君・小林君が印象的でした。
池浦君はキャスト内でもひと際アクの強いキャラを好演。こういったパワーのある演技、結構好みです。
対照的に長谷川君は抑えめながら、地に足をつけた演技で良い存在感を出していたと思います。
小林君は何気なく入れる『呟き』がとてもイイですねー。思わずニヤリとしちゃいます。
反面スポット内にて独白する場面では気が急いたからか、早回しでカミがちだったのがやや残念。

個々の役者さんからは、端々に光る所が見られただけに、全体的な物語・演出的な部分にシャープさが欲しかった感じでした。
思い切ってどれかのエピソードを削って、残った所を伸ばす(鋭くトガらせる)とより印象的だったのかな、と思います。
ただ、物語としては作家さんの分野でもありますし、思い切って削るにしても、難しい判断になったかも知れないですね。

ともあれ、キャスト・スタッフの皆さん、お疲れ様でしたー!
次回公演の『にせ西遊記』では、よりパワーアップした姿が観れるんじゃないかなー、と期待しています。
前回公演はかなり面白かったし、期待大!

まだまだ公演がつづくこの春。
ハンニャーズも7月公演に向けて始動しはじめました!
この日記も合わせて更新再開すべく、頑張りまーす!
posted by やまだ@頑張るっす at 12:27| 新潟 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月18日

劇団@nDANTE【お勝手の姫】観劇しました!


まずはじめに。劇団ハンニャーズ【ウルトラリップス】初日・2日目ともに無事終了いたしました!
ご来場いただきました方々、ありがとうございます!
初日直前に足の爪を切ったら小指を深爪しすぎて雑菌が入って腫れて結構痛い。
激痛に耐えながら劇中でも頑張っております!(自業自得)ヤマダです!


それでは3月17日(日)の日記。

『芸術のミナト新潟演劇祭』も開催されている中、演劇祭の観劇の傍ら、合間を縫ってご来場いただいた方も多数。演劇祭参加劇団の方々からもご来場いただきました。
本当にありがとうございます!多方面の方々からの応援によって支えられていることを実感するとともに感謝いたします。

さて、前回日記にも書いたとおり、日曜日は昼公演終了後・りゅーとぴあへ。
劇団@nDANTEさんの【お勝手の姫】を観劇です。

@nDANTEさん、ミナト演劇祭第1回から3回まで全て参加している唯一の劇団。
最近伸びを見せている若手有望劇団のひとつです。

出演者も様々な方面から、男女年齢問わず新鮮なラインナップ。
さらに俺・ヤマダが個人的にリスペクトしている【チヒロBLUES】も出演しています。

※余談ですが、チヒロBLUESの日記・直接を問わず多方面へのアグレッシブな広報活動は本当にスゴイと思う。
「お客さん増えたらイイなー」と言うものの、なかなか一歩踏み込んだ広報活動まで踏み出せなかった俺ですが、彼の活動を見て目が覚めた。年齢とか活動歴とか関係なく、尊敬・リスペクトすると共に負けられない危機感。
あと、日記がスゲー面白い!特に大西アケミシリーズ。声だしてワロタ。あと更新もマメだし。彼の存在だけでも新潟演劇界に一陣の風を吹かせていると思う。


さて、それでは観劇した感想などを。
いつもの通り、1個人のつたない意見のひとつと思っていただければ幸いです。
あと、かなりネタバレです。全公演終わったしイイよね?


面白かったです。意外に。
あえて『意外』って表現したのは、俺が事前に想像していた『普通』と良い意味で違っていたから。

上記の通り、キャストに様々な方面からの方々を招いていた公演でしたが、所属団体・活動歴から『この人はこんな演技スタイルだろうから、こんな配役だろうなぁ』という予測をしてしまっていた俺。
けど、実際観てみたら全然予想と違った配役。俺自身が【お勝手の姫】を始めた観た、っていうのもありましたが、これにまずビックリ。

予想外なのは配役だけでなく、演技スタイルでも。
意外な側面から意外な一面を観ることができました。
驚きとともに感心しながら観入っちゃいました。そういった意味合いで絶妙でしたね。

役者さんも良かったです。
主催のジョルジュイシケン君は流石。改めて思ったけど、とても器用な役者さんですね。
毎回観る度に役柄が違っていて、それを自分のものとしてすんなりこなしている。
「受け」の演技がとても秀逸だったと思います。やりすぎない微妙なラインを突くのも上手い。
まだまだ限界を見せていない感がある彼。役者メインで他劇団での演出を受ける姿も見てみたいなー、と思いました。

お勝手の姫・みなこさんは、何というか…度肝を抜かれました。普段とキャラ違い過ぎるだろ…
何度か合ってお話した時の明るいイメージとは正反対の【姫】が舞台上に居ました。
もしや以前話した時は『社交的なキャラ』だったのか?いつから社交的だと錯覚していた?(愛染様)と混乱しました。
(終演後ロビーで話したら、俺が知ってるみなこさんでした。安心しました。)
セリフは少ないながら、際立った存在感だったと思います。

ルナシー加藤君は久々の舞台出演ながら頑張っていました。彼らしい、背伸びしない役どころを演じていたと思います。彼ならホントあの場面であんな感じになってそう。褒め言葉っすよ。
(彼とは同郷・柏崎出身なので勝手に距離感を詰めて馴れ馴れしく書く俺)
奔放な女性キャラ達に振り回される男性キャラ、という構図から、イシケン君と同じ「受け」に回る場面が多かったですが、「受けの演技」を『置き』にいっている感がちょっと残りました。
彼自身も自覚している通り、もうひと味あると、より深さが増したかなー、ってのは次回へのハードルですね。
終演後「もっと出来たと思うんで、卒業しても芝居続けようと思います!」と言ってくれました。嬉しい。
今春、大学を卒業・就職して市外へ移る彼。落ち着いたらまた再開して舞台上の姿を観たいと思います。

ギャルソンの常木さんは、良い意味で一番意外かつ印象的でした。
大変申し訳ない話ですが、「座・未来」の年配役者さんということで、かなりクセが強いんだろうなーと思いこんでました。
が、フタを開けたらスムーズかつとても自然な演技。
一番人となりが良く伝わってきました。ハマリ役でしたね。
イシケン君、老若男女問わず良い役者さんを見つけて来ますね。末恐ろしい子。

山田稜子さん。なんか同じ名字でややこしいので、日記の呼び名、しろちゃんと呼ばせてもらいますね。
日記を読む限りでは、役作りに苦労したようなことが綴ってありましたが、とても良かったと思います。
イイ意味で自由奔放さが良く出ていました。ルナシー加藤君を振り回す姿はまさに前半の引っ張り役でしたね。
小道具の扱いに苦戦していたのは緊張でしょうか。キャラとは別に落ち着きが出てくればもっと伸びそうです。

さくらもみぢさん。当初の予測では可愛いキャラを生かした姫・もしくはお見合い女子役じゃないの?と思っていました。
そしたら叔母さんの役で「えぇ〜ッ(マスオさん風)」みたいな声が出そうでした。
で、喋りはじめたらそれがハマっていてさらに「えぇ〜ッ(マスオさん風)」みたいな声が(ry
イシケン君と同じく、まだまだ色々な武器を持ってそう。もっと舞台上での演技を観てみたいなー、と思いました。

そしてヤマダ大注目、チヒロBLUES。
公演の個人的注目点の3割程度は彼。それだけに、登場を今か今かと待っていました。
…が、なかなか出てこない。
「アレ?もしかしてキャストじゃなかったのか?パンフに名前書いてあったよな?」
って確認したくなりました。焦らされるヤマダ。
「ええい、チヒロBLUESはまだ出てこないのか!?」 
とヤキモキしつつ、満を持してイイ場面でいざ登場。
登場した瞬間、「チヒロBLUESキタ――(゚∀゚)―― !!」
と思ったのは俺だけじゃないはずw
彼の登場によって、それまでの場に途端に全く違った風が入り込みましたが、物語における起承転結の『転』の部分でもあり、まさにベストタイミングでの登場。
(この辺りでもイシケン君、絶妙かつ心憎い配役だなと思いました)
登場時こそインパクトを出しながら、その後はトンガリ過ぎることなく心優しい板前を自然に演じていました。
ちず屋の2階公演の時にも思ったのですが、普段は破天荒・演技はナチュラル、という珍しいタイプの役者ですよね。


照明もシンプルながら良い作りでした。
天井から真っすぐ落とすシンプルな明かりながら、場面に応じて少しずつ色合いを変えていく自然な照明。
ベースが自然なので、上手から差しこませる明かりがより印象的に見える巧みさがあったと思います。



えー。それでは次に、個人的に観ていて気になった所を。
ダメ出しって言うより、『コレってどうだったのかなー』と思った所です。


最初のシーン、テーブルが大き過ぎて、2人が真横で向かい合ったいたため、上手客席からは下手の・下手客席からは上手のどちらかの顔しか見えなかったのが残念でした。
ちょっと不自然になるかもですが、座る椅子に角度をつけたり、舞台奥側にテーブルを配置していれば、どちらの顔も見えたかなー、と思ったりしました。

小道具の扱いにちょっとヒヤヒヤしました。ナイフとフォーク落としたり、食器が照明に反射して役者の顔に当たってたり、お皿の中身も入っていただけにこぼれないか?とか。
移動時にしろちゃんが転倒したのは着ながら動くのに慣れていなかったアクシデント?
(転んだのがアクシデントだとしたら咄嗟に対応したしろちゃんはナイスフォロー。)

中盤くらいまで、スピーカーから「サーーーー」って言う音が軽く聞こえてきたのですが、あれは音漏れ?
後で一緒に観にいったハンニャメンバーから「雨降りの設定だったから雨音だったんじゃない?」という意見もありました。
雨音だとしたら、個人的に「雨降り」って言う設定があまり入って来なかった感じでした。
チヒロ君が洗濯物持って入って来たのも「何だ?ネタか?」って思ってしまったので。

最後、20年前のオルゴールが鳴らなくなった2人が登場していましたが、あれはジョルジュと姫も20年前あの店で同じオルゴールを貰っていた、という解釈で良いんですよね?
観終わってハンニャメンバーと話するまで、先ほどのシーンでオルゴールを貰った男女(加藤君・しろちゃん)の20年後の姿、だと思っていたもので。
後者だとしたら色々と深いなーと思って。深読みし過ぎですか?


以上、簡単かつ個人的な意見でありながら、全体的にとても良い公演でした!
元々の物語的なベースもあると思いますが、敢えて強い色を打ち出さなかった感じが効果的に見えたと思います。
観終わった後は、ふんわりと柔らかな気持ちになりながら、こうやって感想を書く為に細かいシーンをひとつひとつ思い返すたび、「良かったなぁ」と思える、後味の良い公演でした。
劇中の言葉っぽく表現するならば「あっさりながら味わい深い」といった所でしょうか。

それにしても、今回の演劇祭、非常に盛り上がってましたね。俺が観劇に訪れた日は、どの日もどの回もほとんど客席が埋まっていました。
ひとえに、関係者の方々の広報・制作力の賜物だと思います。参加劇団ではないながら、同じ演劇関係者として刺激にもなり、盛り上がりをとても嬉しく思います。
このような良い演劇祭。ぜひ来年以降も続けて欲しいなー、と強く思います。


また@nDANTEさん、自分達の公演期間中でもありながら、ハンニャーズの公演も応援・宣伝してくださっていました!
本当にありがとうございます!演劇祭からの良い流れを励みに受けて、残り公演もベストを尽くしますっ!


あらためて気合いの入ったヤマダも出演する、
劇団ハンニャーズ【ウルトラリップス】チケットご予約フォームはこちら!


チケットご予約フォーム


 
posted by やまだ@頑張るっす at 19:00| 新潟 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月03日

劇団私事。『御伽草紙 ―浦島さん・カチカチ山―』を観てきました。

3月1日金曜日の日記。


『ウルトラリップス』公演も近づいてきて、スケジュール的に観劇できるか微妙だったのですが、運よく時間が空いたので観劇してきましたー。
急な予約にも快く対応いただきました制作さん、ありがとうございました!


劇団私事。さん、第3回目の公演ですが、今まで未観劇だった俺。
以前から観に行きたいなー、と思っていたので今回観劇できて良かったです。
では、例によって「ヤマダ・お前こそ役者としてどうなんだよ、出来んのかよ」という意見は目をつぶっていただいて、つたないながら個人的な感想を。
(公演終わったので多少ネタバレです)

話の内容はタイトルでもわかる通り、誰もが知っている昔話をベーシックに、分かりやすい作り。
細かなディティールを一部アレンジしている感じでした。
なので、物語に置いていかれることなく、すんなりと入り込めたのは有難かったです。
照明・音響を効果的に使った場転も奇麗かつスムーズ。

役者さんは「亀」を演じた本間さんが秀逸。初めて観た役者さんですが、スゲー上手いっすね。
一挙一動に結構釘づけでした。まだまだ良い女優さんが居るものです、新潟。
物語を最初から最後まで、しっかりとポイントを押さえるような役どころでした。

女優さんに比べると男優さん達はやや発展途上といった感じでした。
光る所はたくさんあるけど、「もうちょっとココが磨かれてれば…」といった感じが惜しいところ。
「浦島さん」を演じた畠山さんは、力の入り過ぎない、人の良さが素直に伝わって来るような演技。
ただ、終始そのイメージのままだったので、それがキャラだったのか演じ分けする所だったのか分かりにくかったのが惜しい。
「優しい人」以外のポイントをもうひとつ織り込んだキャラクターになるとかなり印象的になってきそうです。

「ウサギ」を演じた佐藤さん、宣言通りの登場からの絶大なインパクト。
普通のレベルだと「キモイ」レベルで終わってしまう所ですが、細部まで行き届いた立ち振る舞いから「カワイイ」とすら思えました。
足細いし。フツーにイケるんじゃね?と。(ヤマダはホモではありません)
反面、可愛らしい仕草は秀逸なのですが、ややバランスに欠けてるかなー、とも感じました。
ウサギちゃんの演技が全てにおいてしっかりし過ぎていて、舞台上での役割とややミスマッチ。
具体的には常時声が大き過ぎる所と、仕草が型にハマり過ぎていた所。
ゴルフに例えると、どのシチュエーションでも1番ドライバーを使っているような感じ。
いつも万全のショットでフェアウェイキープできるとは限らないし、ラフ入れたらアイアン、運悪くバンカーに入ったらサンドウェッジ、グリーンに乗せたらパター使いますよね?
その辺りの使い分けと言うか、状況に応じて声量・仕草にメリハリをつけられると、よりキャラが立ってくるんじゃないかなーと思います。

「タヌキ」を演じた蜿タさんは、ウサギちゃんとは逆に「トバす」ところがやや弱かったかなーという印象でした。
微妙な間や表情で面白さを伝えるのは光る所がある反面、散々な目に遭って大変、という時の表現がもう一息。
またもゴルフで例えると、アイアンで刻んだり、狙った所に寄せたりするのは上手いんだけど、フルスイングがあまり見えなかった感じ。
キャラ的にもトバしても良い所が多々あったので、レベルアップしてもうひとつ突き抜けた所も観てみたいです。

場転についてもちょっとだけ。
上記の通り、音響入りの場転はなかなか効果的かつスムーズなのですが、それ故に音無し暗転時の見せ方がもうひと工夫でした。
音響なしで真っ暗な中、役者の足音だけが響く数秒間。
時間としては7〜8秒ほどだと思うんですが、客席側からの体感時間としてはそれ以上。20秒くらいに感じちゃいました。
「なんかアクシデントあった?大丈夫?」と不安にさせてしまう長さになってました。
おそらく、暗転中に役者が板つきになるまでの待ち時間だと思うのですが、例えば音響入れたり、暗転時から板つき場所に向かいつつセリフを入れたりするのもひとつの手なんじゃないかなーと思います。
もしくはあえて暗転せず、ブルーバックでの動きを見せることによって場転を表現したり。

以上により、全体的に「上手いんだけど、惜しい!」と思ってしまいました。
特に役者さん同士のバランスが惜しかったですね。
本間さんが一人突出して上手いだけに、相手役と合わせると色々な違いが浮き彫りになってしまった感じ。
お互いに呼吸を合わせて押し引き・声量・テンポを調節してリズムが出てくると良かったですね。

ただ、旗揚げ間もなく、決して経験豊富なメンバーばかりではない(ですよね?)中、この出来栄えはなかなか。
様々なポテンシャルを感じるだけに、改善できればより面白くなりそう。
チラシ・パンフともセンスを感じさせる出来で、今後が気になる劇団さんです。

皆さん、お疲れさまでしたー!
時間がありましたら、ミナト演劇祭と共にハンニャーズ公演にもお越しくださいね!
posted by やまだ@頑張るっす at 15:37| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月26日

劇団御の字『ヤンソンさんの誘惑』を観てきました。

24日日曜日の日記。

今日はシアゴー最終日。
今年のシアゴー大トリは前回シアゴー大賞の劇団御の字さん。
個人的にも好きな劇団さん。
ハンニャーズの公演もいつも観に来てくれています。


御の字さんは十日町での3月公演も控えているので、あまり物語のネタバレができないですが、
あらすじからの予測から、まさかの展開によって観る側の想像を越える物語。
「これからどうなるんだ?」という連続からの、最後も気になるエンディング。
色々なメッセージが込められた、観終わった後に何だか清々しい、良いお話でした。

個人的にはラストのラスト、多分ああなるんだろうけど、でもどうなるんだ?と想像が膨らみました。
そう思わせる所まで、演出の思惑通りだとは思います。見事に一本取られた俺。

主役の井上さんは前回観た時(ゲットバニーの時)はアクのある役どころだったので、個性的な役者さんなのかな?と勝手に思っていたのですが、今回は主役という役どころをしっかりとこなしていました。
緊迫した場面や、感情が入ってくると、やや台詞が流れちゃうところがあったように思いましたが、それでも色々な表情・感情を舞台上で表現していました。
役どころの広い、柔軟な表現力を持った役者さんですね。

対照的にアクのある役どころのたにぐちさん、とてもイイ声ですね。言葉が良く伝わってきました。セリフに合わせての動きも秀逸。
卓越な身体表現から、良い意味で濃いカラーを残しながら、様々なキャラクターを演じ分けていたのがとても印象的でした。
(御の字さん、良い役者さんが多いですよね。特に色々なカラーを持った男性役者が多いのは、とても羨ましいです)

紅一点の福原さん、ちょっと緊張してたでしょうか?キャラとしての焦りが役者としての焦りに見えた所があったように思えました。
それでもヤマ場での決意と愛情(あんまり詳しく書くとネタバレですね)は鳥肌立つほど良く伝わってきました。

シンプルながらも、舞台の造りも凝っていました。
高低差による距離感の表現・奥行きを使っての場面転換。
あと、映写ってあんな形でも投影できるんですね。何気ないながらも巧い。

ただ、様々な伏線から、意外性のあるシチュエーションの変化を表現したことによって、細かな設定を理解するのに時間がかかった所があったように思います。
あらかじめ「例の掲示板」の『稽古場リポート』を読んでいたので、物語の流れは理解できましたが、それでも細かなディティールがちょっと伝わりにくかった気がします。
おそらく細部の設定にもメッセージが込められているハズなので、省略するのもまた判断が難しいところだと思いました。


ともあれ、この天候の中、十日町から長岡へ移動しながらの公演は、とても大変だったと思います。
大きなアクシデントなくシアゴー公演を終えられたことに、まずはお疲れ様でした。
来月はホーム・十日町での公演ですね。シアゴー公演を経て、もっと良くなりそうな気がします。
自公演があるので、観にいけないのが残念ではありますが、応援しています。

演出の二瓶さんとは、昨年末にちょっとだけお話させてもらいました。
また機会がありましたら、色々とお話を伺ってみたいなー、と思いました。
今回のシアゴー公演に当たっては、色々あったと思いますが、俺個人は御の字さんの公演がシアゴーで観れることをとても嬉しく思っていますよ!

次回公演も期待していまーす。お疲れ様でした!
posted by やまだ@頑張るっす at 23:00| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月25日

Area-zero『署名人』を観てきました。

23日土曜日の日記。

今週もシアゴー観劇へ長岡へ。
今日はエリアゼロ『署名人』を観劇です。
この『署名人』、6年前のシアゴーでも公演した演目で、前回も観に行きました。

なので、大体の話の流れはわかっていたし、キャスティングも同じだろうなー、と予測していました。
事実、キャスティング含め、大まかな所はほとんど前回公演と変わりなし。

でも。でもですね。
スゲー。スゲー良かったです。
開幕から最後まで衝撃的。

観終わってから、
「あぁそうだ。前回もこんな衝撃受けたんだっけ」と思いだしました。

演じる側にとって、「あらかじめ予測される」って結構ハンデだと思うんですよ。
どうしても「前回公演のイメージから、こんな感じだろうなぁ」って思われちゃう。
まして前回公演が美化されてると、よりハードル上がっちゃう。
事実、俺も「前回も面白かった演目だし、今回も同じように面白いだろうなー」と勝手にハードル設定してました。

ハードル、全く関係なし。
いとも軽々と飛び越えられました。
「良いものは何度観ても良い」を体験しました。
良い意味で騙されたというか、完全に一本取られた感じ。

半月ほど前に樋口さん(伸介さん)と偶然会って話した時には、
「いやーウチなんか全然っすよぉ」とか言ってましたが、むしろスゲー稽古したんじゃね?と思う出来。
むむむ。そこから俺は騙されてたのか?

うーん、大体ほぼ全てが褒めどころになっちゃうんですが、
やはり伸介さんは飛びぬけて上手い。
お兄さん(圭介さん)も久保田君もとても良かったです。
前回の劇団☆ASK客演時も新たな1面を観ることが出来て良かったのですが、
其処を経てより深みを増したなぁ、と思いました。

それと照明!特にオープニングの雷の表現。
すごく効果的。ストロボ使わずにあれどうやってるの?
雷の合間に物語の導入を織り込んできます。
署名人の投獄シーンでは(おそらく)真ん中の鉄格子は観音開きできない仕組みのはずですが、
雷鳴を上手く使ってさも牢にブチ込まれたように見せています。
獄吏のロウソクを使った明暗の表現もとても効果的。

客席も満席。だけど静まり返ってました。
舞台上の出来事だけに注目して。
お世辞じゃなく、プロじゃなく、ココまで出来るモノか?とまで思いました。
非常に良かったです。観れて良かった。


…えー、さて。
上に書いたように、褒めどころばかりなのですが。
重箱の隅をつつくような個人的なワガママを。

公演場所が1スタだったのが唯一残念でした。
シアターだったらもっと良かった。
前回はシアターの舞台上に客席を設けて、より近く・3方向から立体的に観ることができる形になっていたのですが、
今回は1スタというコトで、1方向からしか観れなかったのだけが残念。
(1スタで3方向、はきっと設備的に無理ですよね)
もうホントそれだけです。
あと、個人的に「救いの無い話」というのは内容的にはあまり好みではないのですが、
そこは全然気になりませんでした。それを凌駕する出来。

観終わった後、1役者として完全敗北。打ちのめされて軽く凹みました。
同じく観ていた横山さんも凹んでました。
うーん、ウチらも頑張らないと。

エリアゼロさんは、ネット上での広報活動より、直接声をかけてリピーターを増やすという地道な活動をしている方々ですが、
ココまで出来たらさらにリピーターが増えると思われます。
今回シアゴーで一番の動員数だったのではないでしょうか?次回1スタ公演だと満員御礼が出るはず。
(何故か)今回のシアゴーには『シアゴー大賞』が無いようですが、あったとしたら文句無しの大賞でしょう。

先週のゼラチンズさん・ASKさんの公演もそうだったのですが、
周りの劇団の公演を観ると(時には自らの対比に凹みつつ)とても励みになります。
プロではない(身近な)・年代的にも近い人達の光り輝く様を見ていると、特に。
「俺も条件は変わらないハズ。俺も頑張る!」と思えるのです。

エリアゼロの皆さん、お疲れ様でしたー!
また今度色々、お話しましょうー!
posted by やまだ@頑張るっす at 23:31| 新潟 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月18日

劇団☆ASK『痛快!湯けむり忍道中』観劇しました。

2月17日の日記。

昨日に引き続き、連日のシアゴー観劇です。
今日は劇団☆ASKさんの『痛快!湯けむり忍道中』。
前回の『九魂』とはテイストを変えたコメディでした。

出演者ほぼ全員、流石の身体能力での畳みかけるようなギャグ&アクションの応酬。
宣伝文句通りの【超絶学芸会】。
初主演のアレク君(マジハーフなんすね)は松潤みたいなイケメンなのに躊躇なく下ネタやってて可笑しかったです。
ジャージマンとかプライベートネタとかも楽しいです。
こういった全力でバカやってる笑い、大好きです。
最後にはアクションもしっかり決めて大団円。
前回とはまた違った、エンターテインメントの形を観ました。

反面、『惜しい!』と思ったところ。
セリフ回しが早過ぎた感じです。あと声量・滑舌も各々まちまちだった気がします。
俺が座ったところが客席前方じゃなかったせいもありますが、
何の話してるのか伝わりにくくて、消化しようとしてる間に次進んでいて消化不良。
動きから伝わるやりとりは面白いんだけど、言葉が伝わってこないと面白さがフルパワーで味わえない感じでした。
やり取りも各々自分自身の動き・ギャグに意識が向き過ぎて、合いの手を待てないのはやや走り過ぎかな?
この「傍若無人さ」と「スピード感」を先日の「ゼラチンズ」さんの「間」と「気遣い」を足して2で割ると両者ちょうど良かったのかも。

その中でも1人出色の出来だったのはマイコさん。
役どころもあったかもだけど、一番余裕があって、言葉と動きから出る意図(=面白さ)が伝わってきました。
前回共演した『鉄コン筋クリート』の時から思っていますが、良い女優さんだと思います。

金子君は、確かに悪役オンリーなのは勿体ないっすねw
いっそイイトコ全部持ってくような超オイシイ役とかだと面白いのかも。

あと、毎回のように舞台上でアクシデントに見舞われちゃいますね。
大きな支障なく、進められたのは幸いだったけど、観る側としたらソコが気になってしょうがなくなっちゃいました。
ここらへんは「演劇祭」という限られた時間と枠の中で公演する都合上、限界があるのかもですが。

とは言え、皆さん、お疲れさまでしたー!金子君、春になったらまた皆で飲みましょうー!
(色んな意味で)次回公演も楽しみにしていまーす!
posted by やまだ@頑張るっす at 22:00| 新潟 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼラチンズ『しばしのあいだ』観劇しました。

2月16日の日記。

「ゼラチンズ」さんの公演を初観劇です。
男4人でのコメディ。シチュエーション的に「松崎バックチャックス」を連想しちゃいました。

プライベートでも仲良し(と思われる)男4人ならではの、力が入り過ぎない良い感じの空気。こういう感じ、結構好きです。
基本ゆるーいながらも、力が入り過ぎないボケツッコミ。良いグルーブ感が出ていました。

「ボケ」って慣れないと力入り過ぎちゃいがちですよね。
「これからボケますよ!ボケますよ!……はいボケたぁ!(ドヤァ)」
みたいな感じ。プロの芸人さんでも時折見かけます。
ちなみに俺もボケやるとこのパターンに良く陥ります。

こういった感じがほとんどなかったのは、とても好印象。
「無理しすぎず、楽しくやれてるなぁ」と思いました。
特に最後の演目。実際客席もかなり反応ありましたしね。面白かったです。

ただ、それに相反するというか、『仲良し過ぎ』な感じもしちゃいました。
舞台上の相手に気を使ってると言うか、傍若無人さにやや欠けた感じです。
何かボケたり、それに突っ込む時に生きた「間」で返してないと言うか。

やり取りでなく、段取り的に
(前のセリフ終わった?じゃ俺の番ね、イイ?じゃボケまーす) 『それって○○!』
(ボケ終わった?オッケー。突っ込みするよー) 『お前なぁあ!』

と確認(相手に気を使い)しながら進んでたのが見えてしまったのがやや残念。
上の「力入れないで〜」ってのと紙一重と言うか表裏一体な感じもしますが、
会話の中に気合入れ過ぎずサラッとボケてスパッとツッコんで切り返す感じが出るとより良かったと思われました。

型通りの稽古だけじゃなく、そこから余裕持って周りが見れるようになると変わってきそうです。
客観的に自分達を見ながら稽古して経験を積めれば、かなり伸びそうな気がしました。
磨けば磨いただけ光りそう。かなりの伸びしろを秘めているように感じます。今後に期待大です。

あ、それと、やっぱシアターは広かったっすね。
会場と演目とがマッチしきれてなかったです。
ゆるーいグルーブからの面白さを伝えるには客席が大き過ぎて。
リリックだったら1スタ。新潟ならちず屋の2階とかだと、ベストマッチだったかな?

個人的には山日君がとても印象的でした。
以前エリアゼロさんの公演に出演した時に会ったけど、そんなキャラだったんすね。
皆からのイジられっぷりがバックチャックスのヤマダ的で親近感わきまくり。

年3回くらい、色々な所で色々な人に観てもらうと、スゲー伸びると思います。
次回公演も観にいきますよー!
posted by やまだ@頑張るっす at 21:00| 新潟 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月18日

「売春捜査官」よりシーズン入り。

13日の夕方、Edge Bronx Theater「売春捜査官」を観てきました!
何かと話題だった公演。楽しみにして久々の万代市民会館へ。
今年初めての公演ですし、ここから皮きりに公演シーズン突入ですね。

以下、またも拙いながら観劇した感想などを。



まずはじめに。
俺、今まで「つかこうへい作品」を観たことがありませんでした。プロアマ問わず、皆無。
「売春捜査官」=「熱海殺人事件」のバージョンのひとつ。
ということも観劇後に調べて知ったくらい。
曲がりなりにも演劇人としてソレどうなんだ?という感じではありますが。

なので、「それ原作に準じているよ」という声もあるかと思いますが、
あくまで1個人としての感想を述べさせていただきますね。



とても良かったです。観に行って良かった。類稀なインパクト。
「ウチらも頑張らなきゃ」って思わされますね。それくらい刺激的でした。

枝並さんは初めて観ましたが、独特の魅力を持った良い役者さんだと思います。
存在に華がある、というか、華のある新潟トップ女優陣にイメージがとても似ています。
そういった意味でも、今後にもより期待大。

荒井さんは流石の存在感。自身が前に出るというより、周りを引きたてているように感じましたが、
それでも観ている側を「ハッ」とさせるのは凄い。
羽田さんとのシーンが特に素晴らしかったです。まさにぶつかり合い。

高田さんは良い役者さんに成長したなぁ、と思いました。ここ最近でスゲー成長力。
新潟の男優では屈指の伸びっぷりを見ました。まだまだ伸びそう。
皆言ってるかもですが、印象に残るシーン(あの場面ね)をキメられたのはカッコイイ。

羽田さんは久しぶりに観たのですが、すごいエネルギーですね。
荒井さんとのシーンは相当稽古したんだろうなぁ、と思いました。
登場から全編フルスロットルも好印象でしたが、
前半冷静なイメージで後半に爆発してたらもっと圧倒的な存在感を見せつけられたかも。

あと、逸見さんもワンポイントながら、独特の存在感(キモさ)でした。
いい感じで異質だったので、もうちょっと出番を見たかったところ。


役者だけでなく、スタッフ・サポート面でもとても感心しました。
特に演出・プロデューサーの岡田さんの企画・宣伝・制作力。
これなくしては今回の成功は無かったんじゃないか?と思いました。
それに応えるように、お客さんも大勢来ていました。
全編にわたって「多くの人達に観てもらえる公演」をしっかりと作りあげたのは凄い。



それから、個人的にちょっと気になったところも書いておきますね。
あくまで1個人の意見なので、「こんなコト思った人もいるよー」くらいに考えてくれると幸いです。



音響デカ過ぎ。耳割れるかと言わんばかりの勢い。曲流れながらのセリフはほとんど聞えません。
けど、わずかに聞こえるから、「何言ってるんだろう?」と聞き耳を立てちゃう。
すると大音響に耳をやられる、っていう。
いっそセリフ無くて動きだけでも十分効果的だったと思いました。
(ただ、この大音響の演出は原作に準じているんですね。観劇後に知りました)

キャスト紹介時の生歌、個人的には面白かった試みでした。
だがしかし、先川ファンの一員・ヤマダとしては、先川さんにも歌って欲しかったっす!
…もうホント個人的希望ですすいません。
でも先川さんの生歌聴いてごらんなさい!感動すっから!

迫力あるシーンが満載の公演でしたが、それぞれの役者における声のボリュームに差があったように思いました。
聞こえてきたり、聞こえてこなかったり、聞こえ過ぎちゃったり。
感情マックスでの応酬なんだけど、セリフの存在感的には拮抗していない所もあったような感じ。



あと、何よりも気になった所は、EBTさんの公演とは離れたコトになるので、追記に書いておきます。
(ちょっとアレなんで、別にしました)



とは言え、とても刺激的な公演でした!
ユニット公演だったけど、今回限りにするのは勿体ないですね。
「停滞している」と言われがちだった新潟演劇界に一陣の突風を吹かせてくれた公演でした。
ぜひぜひ次回公演を!期待していますよー。

当日パンフレットにも、沢山の公演チラシが折り込まれていました。
中には今年の10月公演も!スゲー!

なんか新潟演劇、かなり盛り上がってきてないか?
少なくとも2013年はひと味違う!

と思わせるには十分なスタートになっていると思います。
ウチらもマジ頑張らなきゃ。





続き。
「売春捜査官」という物語について、個人的に思ったこと。
EBTさんの公演とは全く関係なく、物語自体のメッセージ性のこと。
公演自体を悪く言っているワケじゃないから誤解しないでくださいね。


続きを読む
posted by やまだ@頑張るっす at 12:53| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

再び更新。そして観劇。

「例の掲示板」の「1ページレビュー」にリンクを貼らせていただいたら、やたらアクセス数が増えていてビックリ。
今日もまた週末観劇の続きなどを書いていきまーす。


土曜日はガテンさんに引き続き、今度はエントにてY2工房さんの公演を観てきました!
主催の樋口君とは何度かお話していたので、どんなお芝居なのか、期待してエントへ。
こちらも若手中心のキャスト。最近若手が沢山活躍していて嬉しいっすね。
今回もプラス面・マイナス面を述べさせていただければと思いまーす。
まずは良かったところ。


・キャストの技量は十分。ストーリーに集中できました。
ストーリー部分はかなりストレートなお話。キャストの方々もしっかりとイメージを伝えていました。
中盤〜後半の盛り上げ方は違和感なくとてもスムーズ。この辺りは流石です。
観終わって、「良いお話だったー」と思えるのはとても良いことだと思います。

・「観客」をとても尊重してもらいました。
劇場(エント)に入ってから、観終わって出る所まで、とても丁重に対応してもらいました。
樋口君を始め皆とても丁寧。あまりにも丁寧なんで逆にこっちが申し訳ないくらい。
個人的な面識がちょっとだけあるとは言え、あくまで「観客」でしかない俺を始め、
全てのお客さん達に真摯に向き合っていることから、とてもお客さんを大切にしていることが伝わってきました。


開演前・終演後のアプローチや、コンパクトにまとまった上演時間と飽きさせない演技力。
派手過ぎず効果的に彩を添える音響・照明効果。総合的にかなり好印象でした。
次回はよりグレードアップした公演になりそう。個人的注目株な劇団になりました。

では、プラス面だけではなく、マイナス面も。
例によって「ヤマダ・お前こそ役者としてどうなんだよ、出来んのかよ」という意見は目をつぶっていただいて、
単純に1人の観劇者としての意見を述べさせていただきます。


・スピードが早過ぎかなぁ。
ガテンさんとは逆に溢れるパワーから勢いがつき過ぎて、セリフ回しが早過ぎたように感じました。
きっと舞台上の役者間では熟練されてハイスピードでもやり取りが成立しているのだと思いますが、
初見の客席側からすると、ちょっとスピードについていけなかった感じ。
とは言え、スピード感もまた重要。強弱が付けられるとより効果的になる気がします。

・前半がバタバタしちゃった気が。
物語前半にアクセントとして加えられたバトルシーン。
やりたいコトは十分に伝わって来るんですが、やや完成度的に弱い感じ。
ちょっと前に観劇した「ブラインドタッチ座」さんのバトルシーンは異常に面白かったのですが、
それは圧倒的な身体能力の高さからであったので、そういった面ではやや未完成だった気がします。
上記のセリフ回しの早さも相まって、前半はちょっとハラハラしちゃいました。
あ、小林君の「うぅぁっうぁっうぁっ」を何度もするのは個人的ツボでしたw

・ちょっとアピールポイントが強いかな?
客席や照明・音響卓を利用しての所謂「いじり」がやや過ぎたかなー、と。(ハンニャーズもするんですけどね)
舞台上の役者以外をイジるのって結構ハイリスクハイリターンなんで、今回はリスクの方が出ちゃった感じ。
良く笑ってくれる「引っ張り役」なお客さんがいると一気に盛り上がるんですけど、
俺が観た回は関係者止まりまでのウケだったように思えたのが惜しいところ。

・舞台袖際でも気を抜かないで。
おそらく、上手・下手袖裏すぐに壁があったり、着替え・再登場する都合で急いだりとかの原因があったのだと思いますが、
舞台袖に退場する時に、歩み(走り)が一旦ストップ(スローダウン)しちゃったり、
幕裏を移動する時に、足音が聞こえちゃったりするのがやや残念でした。
特に袖際でのスローダウンは素に戻っちゃっているように見えてしまうので、
舞台サイズ・構造を考慮した稽古が必要だったかな?と思いました。


全体的に、程良くまとまっていて面白かったのですが、
「もうひと押し」があったらもっと面白かったかな、と思いました。
「もっと出来るポテンシャルはありそうなのに、惜しい!」という感じ。
ただ、とても丁寧に良さを伝えてもらったので、良い気持ちで劇場を後にすることができました。
また次回も観に行こうと思います。

次回は役者の樋口君にも期待しちゃいますよー。
posted by やまだ@頑張るっす at 10:29| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月21日

久々更新。そして観劇。

先週の金曜日、仕事を早めに切り上げ、上越まで観劇に行ってきましたー。
観てきたのは、「劇団上越ガテンボーイズ」さんの「卒業写真」。
上越までお芝居を観にいくのは「坂下さん」の「心中ゲーム」以来でしょうか。
ガテンボーイズさん、例の掲示板でも好評価が多く、何よりも現在唯一と言って良い、精力的に活動している上越の劇団さん。

アンケートでは上手く書けなかったので、改めて感想を述べさせてもらおうと思います。
以下、観て来た感想。まずはプラス面から。


・やる気マックス。大きな声で、とても真っすぐに演じていました。
一番に感じたところはこれ。「お芝居が好き!」という気持ちがとても良く伝わってきました。
やる気に満ち溢れ、一生懸命、エネルギッシュに大きな声。噂に違わぬガテンイズム。
特に過去の高校生男子役の小竹君。リアル高校生なのでしょうか、非常に良くマッチしていて好印象。

・キャスト、スタッフともとても丁寧。
初めてのお客さん(俺)にもとても丁寧に受付・案内してもらい、舞台上でもとても丁寧に物語を作っていました。
さらに客席がソファ。とても快適でした。長時間観ていても疲れを感じさせず、ゆったりと時間を忘れて観ることができました。


それほど広くないながらも、自らのアトリエ(兼稽古場なのかな?)を所有して、
若手〜年配の方々まで揃った、とても将来を感じさせる公演でした。また次回も期待しちゃいます。

さて、プラス面だけではなく、マイナス面も。
「ヤマダ・お前こそ役者としてどうなんだよ、出来んのかよ」という意見は目をつぶっていただいて、
単純に1人の観劇者としての意見を述べさせていただきます。


・大きな声。に反比例したような滑舌のつたなさ。
一生懸命、エネルギッシュに大きな声でセリフを伝えているのですが、滑舌に難ありでした。キャストほぼ全員。
観ている側がちょっと意識して聞こうと努力しないといけないレベル。
稽古次第でいくらでも改善できる所だと思います。

・真っすぐ過ぎ。どんな時もどんな人でも。
演技の方向性というか、演じ方・全力投球の方法が皆一緒な感じがしました。
起承転結のある物語を演じている以上、感情にも起伏があります。
それぞれのキャラにもそれぞれの背景からの人間性の違いがあります。
その違いがあまり見れなかった感じがしました。
ただ目一杯自分のセリフを発しているだけと言うか。一生懸命なだけにやや残念。

・「演じている時」と「演じていない時」がハッキリしすぎ。
「自分のセリフの時」は気合十分で大きな声。けど「他の人のセリフの時」は結構無防備。
セリフを発する人をストップモーションでただ見守ってるだけ、ってのが丸わかりです。
声優さんのアテレコ的と言うとイメージが近いのかな。(声優さんの仕事内容を咎めている訳ではないです)
さらに自分のターンになった時に「よし!」って起動してからセリフ発するから一瞬「間」も出来ちゃっています。
セリフを発していない人・セリフを受けている人を観ているお客さんも居ます。個人的に一番気になりました。

・ストーリーにやや難あり。
「卒業」というテーマが先に決まって、物語を作ったのかな?と思ったりしたのですが、ちょっと話に無理があったように感じました。
母親が子供(と友人達)の卒業記念品を勝手に使ったり。過去〜現代でもロボットを通じて通信が出来たり。
過去の自分の経験を全く思い出せなかったり。(伏線を持たせる意味でも「気になる」くらいの布石はあっても良かったのでは?)
話の大筋はオーソドックスなだけに、ちょっと違和感を感じてしまいました。


ちょっぴり厳しい意見を述べさせていただくならば、プラス面よりもマイナス面の方が気になる公演でした。
上越でリピーター・ファンに見せるならばともかく、長岡・新潟あたりで新規の方々に見せるには物足りないかなと思います。
俺自身が「例の掲示板」で評価させてもらうならばB〜Cあたりでしょうか。
(長文になっちゃったし、あえて匿名を避けるためにココに書きました)

ただ、何よりも「一生懸命」と言うのが、何にも替えがたい大きな長所だと思うのです。
正直、上であげたマイナス面は、稽古次第でまだまだ改善・レベルアップ出来る所だと思います。
一度、通し稽古でも定点で録画して、客観的な視点から自分の演技だけでなく全体を観てみると良く分かると思います。
(多分、結構観るのツライと思います。俺も自分の出ている通し稽古の録画観るのはかなりキツイです)
ツライ、と思った所が改善点になると思います。

敢えて厳しめなコトを書いたのは、また次回を期待しているからと受け止めてもらえると幸いです。
今でこそ新潟で活動している俺ですが、上越付近は出身地でもあるので、よりレベルアップして良い芝居が観れると嬉しいです。
また次回も観に行こうと思います。お疲れ様でした!

それと、卒業するメンバーの方々も、新天地での活躍を期待しています!
posted by やまだ@頑張るっす at 16:00| 新潟 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。